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製作進行報告・2024年7月31日


前回以降の進行内容は以下の通りです。

■引き続き近日販売予定の5年ほど前から少しづつ準備を進めてきたほぼ1点物の製作を進めています。製品は1976年放送の『宇宙鉄人キョーダイン』に登場したスーパーマシン『グランカー』の1/6の完成モデルで仕上がりは8月末の予定です。モデル全長は約650ミリ、幅は約330ミリで、シリコンゴム製のタイヤと真鍮製のカタパルト、さらにフレームに写真にはありませんが全長約500ミリのスカイミサイルを乗せることができるという構成です。

『グランカー』のワンオフモデル製作に当たっては数年かけて資料集めと映像の確認を行ってきましたが十分な資料がないため、ディテールや構造が不明な箇所が多く設計に非常に長い時間がかかりました。また、トカゲをモチーフにしたと思われる車体の特徴的なヘッド部についてはイメージ通りの形状を再現するために非常に長い時間をかけ、また3Dモデルのテストプリントを大量に行いやっとなんとか違和感がなくベストと思われる形状にしました。また胴体後方のエンジンを格納している箇所にはたくさんの形状がよく分からないディテールがあり、それを1970年代のイメージを壊さずに再現することに苦心し、またモデリングには長時間かかりました。

子供の頃からずっと忘れることができなかった印象的な日本のスーパーマシンを既存のアクションフィギュアのサイズの1/6という大型サイズでリアル寄りに再現するという個人的な夢の結晶といえる完成品になります。現在、大半のパーツのモデリングを終えてテストプリントをしており、さらに最終設計が終わっていないヘッドのクチパク構造のモデリングを行っているところです。販売時はオークション出品で398000円、希望落札価格は698000円と送料、事前お振込の出来上がり次第出荷で368000円(送料込み)という金額になっています。お知り合いでご関心がありそうな方がいらっしゃいましたら、ご伝言いただけますと幸いです。

□完成品仕様

『宇宙鉄人キョーダイン』グランカー 1/6スケール 完成モデル
・素材:レジン製ボディ、真鍮製カタパルトと真鍮製後部フレーム、真鍮製足回り
・全長約650ミリ 全幅330ミリ
・機能:コロ走行、クチパク機能、カタパルト角度変更、ヘッド部の目点灯
・カタパルトにスカイミサイルを乗せることができます。
※完成品は1点物でご依頼があれば年内に限り製作いたします。









■『ポリススピナー1/43スケール完成品』の製作では『ポリススピナー・レストアイベント』で購入させていただいた1/100ミニチュアを採寸し、その寸法を元にして1/43スケールの3Dモデリングを行うための採寸を行っていましたが、前回までに作図を完成させておりました。

現在はモデリングを始める前に『ポリススピナー1/43スケール完成品』のモデリング時に必要となる未習得の3Dモデリング技法をあらかじめ勉強しておいた方がいいだろうということで、上級者向けのマニュアルにある作例を元にモデリングの習得を行っています。マニュアルの作例ではいままでの作業のなかで使うことの無かった技法や操作方法がふんだんにあり勉強になっているところです。

※下の写真は1/100スケールのミニチュアを元に1/43スケールに変換した『ポリススピナー』の寸法図です。