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製作進行報告・2024年5月31日


前回以降の進行内容は以下の通りです。

5年ほど前から少しづつ準備を進めてきたワンオフに近い製品ですが、リンク機構が絡む3Dモデリングの難しい箇所の作業をほぼ終え、メカっぽいデザインのモデリングを行うなど作業を進めています。今回は初めての試みとして強度確保のために真鍮部品の加工やハンダ付けが多く、またゴムタイヤの成形など初めて挑戦する作業が多くなる予定で身構えているところです。真鍮素材の加工やハンダ付け、シリコンゴムを使ったタイヤの成形はどちらも今後の物作りに必要になる技術なのでしっかり取り組みたいと思っています。

また『謎の円盤UFO』に登場する『スカイダイバー』の製作ですが、モデリングに入る前にネットと手持ちの書籍や雑誌にある『スカイダイバー』の写真のほぼすべてをスキャナ読みしなおして拡大してディテールが確認できるよう準備を行い、さらに設定寸法のハッキリしない『スカイワン』の機体寸法を改めて調べる作業を行いました。

手持ちの書籍や雑誌、ネットを調べてみて分かったのは『スカイワンには明確な設定寸法がない』ということで、これでは後でいろいろ問題が起きそうなため、ゲーリー・アンダーソン作品に登場するメカは基本的にスケーリングされて製作されているという前提で『スカイワン』のプロップのうちモデル寸法が分かる物を基準に『スカイワン』の設定寸法を算出すると約12メートルとなり、この設定で120フィートという設定のスカイダイバーの全長から『スカイワン』と『ダイバー』の寸法配分を決めることにしました。

『スカイワン』機体全長が12メートルというのは『X-WING』の機体全長約12.5メートルと同じ寸法感で非常に興味深く、この大きさならば実物大の『スカイワン』を作ろうと思えばつくれてしまうということになります。


■『ポリススピナー1/43スケール完成品』の製作では、引き続き『ポリススピナー・レストアイベント』で購入させていただいた1/100ミニチュアの図面製作を行っています。

 前回以降ですが引き続き1/100スケールミニチュア採寸し寸法を図面化したものを1/43スケールの寸法に変換する作業を行っています。採寸したはいいがあまりにも寸法値が多く採寸した寸法が図面上でかぶってしまい、もはや何が何んだか分からない状態になっている状況を解消しようと取り組んでいますが、採寸寸法のうち1/43変換と図面調整が済んだ寸法は色違いで表記する、ごちゃごちゃに重なっている底部図面を複製して、底部の前方のみ、底部の側部のスラスター(排気口?)のみ、底部中央のインテーク構造(?)のみ、底部から見たフラップまわりのみ、底部から見たバンパー周りのみ・・などと底部図面を複数用意し寸法が混ざって訳が分からない状態を解消するという方法で作業を進めています。かなりがんばって寸法の分割と変換、図面への落とし込みを行っていますが、また少なくとも2週間はかかり作業となりそうです。とにかく1/43スケールの完成品とキットを早く仕上げ、より大きな『ポリススピナー』の製作を行いたいと思っています。