前回以降の進行内容は以下の通りです。 ■5年ほど前から少しづつ準備を進めてきたワンオフに近い製品ですが、リンク機構が絡む3Dモデリングの難しい箇所の作業をほぼ終え、メカっぽいデザインのモデリングを行うなど作業を進めています。今回は初めての試みとして強度確保のために真鍮部品の加工やハンダ付けが多く、またゴムタイヤの成形など初めて挑戦する作業が多くなる予定で身構えているところです。真鍮素材の加工やハンダ付け、シリコンゴムを使ったタイヤの成形はどちらも今後の物作りに必要になる技術なのでしっかり取り組みたいと思っています。 また『謎の円盤UFO』に登場する『スカイダイバー』の製作ですが、モデリングに入る前にネットと手持ちの書籍や雑誌にある『スカイダイバー』の写真のほぼすべてをスキャナ読みしなおして拡大してディテールが確認できるよう準備を行い、さらに設定寸法のハッキリしない『スカイワン』の機体寸法を改めて調べる作業を行いました。 手持ちの書籍や雑誌、ネットを調べてみて分かったのは『スカイワンには明確な設定寸法がない』ということで、これでは後でいろいろ問題が起きそうなため、ゲーリー・アンダーソン作品に登場するメカは基本的にスケーリングされて製作されているという前提で『スカイワン』のプロップのうちモデル寸法が分かる物を基準に『スカイワン』の設定寸法を算出すると約12メートルとなり、この設定で120フィートという設定のスカイダイバーの全長から『スカイワン』と『ダイバー』の寸法配分を決めることにしました。 『スカイワン』機体全長が12メートルというのは『X-WING』の機体全長約12.5メートルと同じ寸法感で非常に興味深く、この大きさならば実物大の『スカイワン』を作ろうと思えばつくれてしまうということになります。 |