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製作進行報告・2023年9月30日

前回以降の進行内容は以下の通りです。

■『ウルトラプローブ救命艇』の完成品の製造準備では今週前半までにやっとシリコン型を使ったレジン注型を最初のロット分型抜きを終え、パーツの状態のチェックやシリコン型の製作がうまくいかず3Dプリント出力にするパーツの選定、穴あけ加工や可動部などに使用するポリキャップなどの手配を終えたところです。全般的に進行が遅れてしまい、最初の在庫販売は9月後半以降の9月20日頃からになりそうです。製品の魅力を高めようと自動開閉機能を持たせ、支持棒固定を底部だけではなく左右両側面する、推進ノズルの角度可変式にしたなど凝りすぎてしまいシリコン型も20個以上で型抜きするのも1サイクル3時間以上かかるなど大変な労作になっています。在庫販売の際は是非ご購入お願いいたします。また『もう事前注文値引きは終わったの?』という方がいらっしゃいましたらこっそりご連絡ください。

※2枚目の写真は型抜きに使用したシリコン型で引裂強度が高くシリコン自体の硬度が高い信越シリコーンのKE-1310STを使用しています。一般的なシリコーンでは細部が何度かの型抜きでもげてしまうような造形もかなり持つため使用難易度の高いシリコーンですが使用して25年くらいになります。シリコン型が固いものになるため目かパーツの歪みを押さえることができます。
 3枚目の写真は型抜きを終えた最初のロット分です。はじめてホワイトレジンを使用しましたが、長年グレーレジンを使用してきたため純白の整形色が奇麗で、まるでインジェクションキットのパーツのようだと驚いています。







■『ポリススピナー1/43スケール完成品』の製作では引き続き『ポリススピナー・レストアイベント』で購入させていただいた1/100ミニチュアの各部位の寸法をトースカンやデバイダーを使って採寸する作業を行っています。

 前回までに車体底部の前方左右にある姿勢制御『スラスター』様部位の採寸と作図を終えることができたため、胴体下部のちょうど座席の下にあたる部分の採寸を確認し、作図の修正がかなり必要なことが分かり作業を行っています。採寸と作図を行っていて非常に興味深いのが例えばスピナー底部のドライバーの足下にあたる部分の窓の形状が四角ではなく前方に行くに従って広がっている、エアインテーク状に見える造形部分が外側に向かって傾斜しているなど『これはシド・ミードの美意識的ラインなのか、何かの間違いなのか??』と思う造形になっている点が非常に悩ましいく感じています。すでにさまざまな実車スピナーの写真はありますが、どれもパースが入っている写真のためこの造形が正しいのかどうかは判別できず、とりあえず作図では出来る範囲で1/100ミニチュアの造形を再現する方針で継続することとしました。

MONSTER EGG のフェィスブックページがリニューアルしました

 
1ヶ月ほど前に準備していたフェィスブックのページですが、事業者用は『facebookページ』としてページを作成するところを『facebookグループ』として作成してしまっていましたので、あらためて『facebookページ』として開設させていただきました。『ポリススピナー1/43完成品』のモデリングに入りましたらフェィスブックでも進捗紹介をしたいと思っています。


『ホームズ&ウォルストン』ロビー・ザ・ロボット。アウトフィットセット販売中

 こちらは増田屋が1985年頃に開発した1/5トーキング『ロビー・ザ・ロボット』に着用させる目的で開発したオリジナル商品です。『ホームズ&ウォルストン』は1970年代半ばに製作されたという幻のパイロットフイルムで自分をシャーロック・ホームズと思い込んだロボットが宇宙人の侵略から地球を守るために探偵活動を行うというパロディ作品のようで、『ロビー・ザ・ロボット』がシャーロック・ホームズのように鹿撃ち帽とインバネスコートを来てバイオリンを持っている写真は非常に有名だと思います。

 この『ホームズ&ウォルストン』ロビー・ザ・ロボットのアウトフィットですが生地探しから試作品の製作、本品の製作まで非常に時間がかけた物となっており、また奴隷労働で人件費を押さえた物ではなく1点1点6時間ほどかけた縫製品です。本製品は在庫が残り2点となりました。非常に珍しい製品ですのでぜひご購入ご注文をご検討ください。

『ホームズ&ウォルストン』ロビー・ザ・ロボット。アウトフィットセット
 価格:6280円(消費税・国内送料込み)
 金額は銀行振込でのご注文時の価格です。
 製品は小箱に梱包の上で宅急便で発送させていただきます。
 ヤフーオークション、メルカリでも並売中です。(10%高くなっています)
 ※増田屋製のロビーは付属しません。