前回以降の進行内容は以下の通りです。

■『ウルトラプローブ救命艇』の製作では、一次出力したパーツどうしのハメ合いがいまくいかない問題が出力モデルの随所に現れ、修正しては3Dプリントして確認しさらにモデルを修正して３Dプリントして確認をするという作業を繰り返していました。３Dモデルのハメ合いがうまくいかない理由は３Dモデリングしたパーツが出力物として設計値より膨張してしまうことによりますが、その要因は同じパーツでも出力の配置角度で膨張率が変わり、また凸モデル、凹みモデルでは外形や周囲の面積などさまざまな要素が関わり数値的に膨張がどのように起きるのか予測困難であるためです。研究的にサンプルを大量に採ればある程度の目安は出せるのかもしれませんが今はその時間がないため『ウルトラプローブ救命艇』の製作に集中することにしています。

■『ポリススピナー1/43スケール完成品』の製作では『ポリススピナー・レストアイベント』で購入させていただいた1/100ミニチュアの各部位の寸法をトースカンやデバイダーを使って採寸する作業を行っています。現在は上面寸法の採寸をほぼ終える段階に入り、その寸法を元にスピナー上面の大まかな形状を線図として作成しています。やはりわずか数センチの1/00スケールミニチュアから採寸して線図を起こしているためあちこちで不整合やバランスが違って見える箇所ができてしまい、それにあわせて再度採寸して調整するという頭がこんがらかってしまうような作業を行っているところです。