前回以降の進行内容は以下の通りです。 ■『ウルトラプローブ救命艇』の製作では、大半のモデルの1次出力を終えてパーツごとのハメ合い確認やモデルの歪みや実際の出力と撮影モデルとのイメージが違ってしまっている部分、さらに4本のアームが連動して動く機能の確認を行いました。比較的高機能な3Dプリンターを使用しているつもりですが、出力物には独特の歪みや膨張、ヤセが発生しているようで、設計したようにパーツどおしがすんなりハメ合わせることができるパーツはほとんどなく個別に設計変更を行っています。 またリンク機構を使った4本のアームが連動開閉するメカニズムは出力したパーツに真鋳棒を取り付け可動テストをするとめでたく思った通りに連動動作することを確認し、さらにラッチ機構(?)で3つのポジションで停止させることができることも確認しました。設計した通り動いてくれない可能性もありましたので一発で決まり非常に驚きました。 11 ■『ポリススピナー1/43スケール完成品』は『ポリススピナー・レストアイベント』で購入させていただいた1/100ミニチュアが実写スピナーからのスキャンデータを元にしている物ですので、この1/100ミニチュアをベースにできるだけ正確な形状を再現したモデルを製作しようとしています。まずはこの1/100モデルの実寸を採寸し外観6面図を作成、その後この寸法を1/43に変換してモデリングソフトで3Dモデルとして製作します。この3Dモデルが出来上がった段階で外観がイメージ通りかを確認し必要に応じて修正、その後可動メカニズムとライティングなどの機能を組み込んだ物として内装と構造を設計する予定です。ここ数週間は写真のようなトースカンとデバイダーを使い上面図寸法を採っているところです。簡単な作業のようですがミニチュアが1/100スケールのためのわずかな誤差が後々大きな誤差として出てしまうので慎重に何度も繰り返しながら作業を行っているところです。 11 |