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製作進行報告・2019年3月31日

前回以降の進行内容は下記の通りです。

■『スカイダイバー』1/72完成品の準備

 引続き『スカイダイバー』完成品の準備を行っています。前回以降の現在も大量のパネルラインの修正に手こずっています。また、一部の船体表面ディテールをモデリングしなおし3Dプリンターで出力しました。

■『ポリススピナー』の3Dモデリング

 前回までにエアブレーキの設計に入っていました。開閉機能をどのように持たせるか?というのが課題ですが、何度も説明してきましたように建築物のドアのように蝶番で単純に開閉できるという構造ではないことから複雑な開閉機構と開閉軌道が必要になってしまいます。蝶番のように1軸では開閉できないため2軸以上にしようと思うと、今度は小さいモデルで再現できるのか、十分な強度を持たせることができるのか?という問題がでてきます。一応、これでどうだろうか・・という設計はまとまりましたが実際に動くのかどうか分からないため、模擬的なモデルを製作し、3Dプリンターで出力して負荷なく動作するのか実験が必要ということとしました。

 エアブレーキの模擬モデルによる開閉実験は後回しにするとして『ポリススピナー』本体の3Dモデルの精緻化の準備に入りました。すでにご覧いただいているモデルは『Fusion360』を使ったモデリングを導入するために、モデリング上の課題を洗い出し学習するための練習と内部機構の配置を検討するためのラフなモデルでした。

 すでに内部機構はおおよそ問題なく組み込めることが判明しましたので、次の段階として精緻化した3Dモデルの製作に入ります。ラフモデルのバランスやディテールの形状、位置関係を手持ちの『ポリススピナー』の写真資料を元に洗い出し、修正箇所をスケッチに書き込む作業を行いました。すでに修正作業をはじめていますが、完全な精緻化モデルが出来上がった段階でパーツ分割を考慮したモデルへと作り直します。精緻化が最も時間のかかる作業になりそうです。

■ Formlabs製『Form2』を調達しました

『ポリススピナー』の製作を進めるにあたってモデル表面の造形の再現性やバランスの確認、さらには製造用原型の精緻な出力には現在使用中の紫外線LED光を面で照射して出力を行う3Dプリンターでは限界があるため、レーザースポット光で造形を行う3Dプリンターを早晩調達しなくてはとタイミングを見計らっていましたが、理想的な Formlabs製『Form2』は60万ほどする装置のため秋口くらいの調達になってしまうだろうかと思っていました。そこで性能は不明ですが20万程度で購入できる海外メーカーの『Moai』製のレーザーを使用した3Dプリンターをいよいよ注文してしまおうと思っていたところ『Form2』の中古の出物があり、動作保証はありませんでしたが入手しました。

 入手後、不足している資材の調達と装置の清掃を行い、出力テストを行ってみましたが装置に問題は無く、1年ほど試行錯誤してきた紫外線LEDを使った3Dプリンターと比較して理想的な出力ができています。『Form2』は実質的に1モデルの最大出力が100ミリ×100ミリですので、小さな製品や小さなパーツやディテールの出力にしか使う事ができませんが、『ポリススピナー』の製作のためにこれ以上ない理想的な装置が手に入り安堵しています。

■ 引続き3月に入ってからの花粉症の症状で苦しむ日々が続いています。鼻詰りや目等の猛烈なかゆみ、微熱のある状態が1日中あり、仮眠しては作業、作業しては仮眠を取るという状態で1日の仕事時間がどうしても短くなっています。それでもFormlabs製『Form2』プリンターを調達できたのは大ニュースで、これで出力に関わる心配が一挙に解消できました。あとはモデリング技能やモデリングのセンスが問われる訳ですが、ここは時間をかけて学んで行くしかないでしょう。当面は稚拙なモデリングを開陳させていただくことになりそうです。

 それでは引き続きお付き合いいただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします!

▲ラフな状態でモデリングされていたモデルの精緻化をはじめました。精緻化には時間がかかります。
▲右側が今回調達の『Form2』です。『Form1』はPythonプログラムの学習が必要で動作確認できていません。