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製作進行報告・2019年2月15日

前回以降の進行内容は下記の通りです。

■『スカイダイバー』1/72完成品の準備

 前回までにドッキング強度が弱い『スカイ1』と『ダイバー』を連結させるためのマグネットの交換を済ませ、推進ノズルの造形を進めておりましたが、前回以降は推進ノズルとインテークの整形を済ませ、『ダイバー』船体表面のパネルラインの筋彫りを実施しました。『スカイダイバー』の撮影モデルの最も大きいサイズの物は船体表面にさまざまなパネルラインが塗装やラインテープで行われておりますが、この細かいパネルラインは劇中映像では確認できないたぐいのものであるため再現せず時間短縮を計ろうと思いましたが、結果的に筋彫りで再現し完成品のディテール感を高めることとしました。もう少しで塗装に入れそうです。

■『ポリススピナー』の3Dモデリング

 引き続き前輪可動機構の設計に取り組んでいます。ここ2週間は可動構造の破損を防ぐために前輪一括可動ではなく、左右個別可動を軸に設計を行いました。3Dモデル上では大きさの感覚がうまくつかめず、実際には強度がでない細すぎたり薄すぎる構造物でモデリングしてしまうことが多いため、やり直しが頻発しています。 


■ フィラメント式3Dプリンタのサポート接着部の調整

 前回までフィラメント式3Dプリンターを使用する際のモデルとサポート(実際にはラフトと呼ばれる構造物)の接着部が美しくない状態になります問題の研究を進め、だいたいのアタリをつけたつもりでいましたが、十分に理解しないうちに実験を繰り返し時間を浪費してしまうのが常のため、よくよくマニュアルを読んでみました。そうしますと親切な方が製作してくれた日本語のマニュアルと英語原文が微妙にちがい、どの設定値がどのような役割をしているのかほとんど判別できなくなってしまい、また、この件に関して説明している日本語と英文を探してみましたがやはり見つからず、とりあえず再度アタリをつけて出力テストを実施しています。現時点でうまくいくのかまだ分かりません。

■ 前回以降もやはり『スカイダイバー』の製作を中心に作業を進めさせていただきました。『スカイダイバー』は『ポリススピナー』のモデリングが終わり次第本格的に取り組む必要のある大型案件(?)ですので造形やディテールを頭に十分入れるために完成模型もじっくり製作しています。また時間を作ってライアン・ゴズリング主演の『ファースト・マン』(宇宙飛行士のアーム・ストロング船長を題材にした映画)を観てきましたが作品としては非常に重く、トランプ大統領が『オレは観ない』と言ったとか言わなかったとか、うなずけるなと思いました。でもなかなかよかったです。

 それでは引き続きお付き合いいただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします!

▲前輪可動構造はお届けしてからのお楽しみとさせていただきます。取りあえず簡易モデルで設計しています。
▲マニュアル的にはモデル側に不要な接着用構造が付着することになりますが、それではまずいのです。