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製作進行報告・2018年12月31日

前回以降の進行内容は下記の通りです。

■『スカイダイバー』1/72完成品の準備

 前回までにシリコン型から複製した大量のパーツの成形を行っていましたが、そのうちの『スカイ1』と『ダイバー』を連結するドッキングポートのパーツが取り付ける側のサイズに合っていないことが分かり、新たに製作しなくてはならなくなっていました。時間短縮のために既存の3Dモデルのパーツの位置やサイズを変更して使用することにしましたが『Shade3D』で製作したモデルはモデルどうしの一体化時にエラーが出やすく調整に時間がかかり、またデータが複雑なためか出力不成立など失敗の連続に悩まされました。さらにいくつか追加のディテールのための3Dモデルを準備・出力し、シリコンモールドを製作しました。


■『ポリススピナー』の3Dモデリング

 前回以降『Shade3D』で製作していた前輪カバーと前輪のモデリングを『Fusion360』を使い再製作し、さらに可動構造の設計を進めています。可動構造についてはいままで左右連動可動を前提に進めてきましたが、現在個別可動も含めて再検討しています。

 また11月より追加受注を承らせていただいていた本製品ですが、2019年1月末で追加受注を終了させていただくことになりました。ご注文をご希望される方がいらっしゃいましたらぜひご検討ください。


■『FORM1』の出力テスト

 前回までに中古格安で調達していた3Dプリンター『FORM1』で出力が出来ない問題の原因や対策を検討していました。前回以降は『FORM1』のソフトウェアをハックする『OpenFL』について勉強をはじめ、さらにヨーロッパ方面で廃盤機種である『FORM1』に対応したレジンを現在も販売しているメーカーを見つけました。価格的には2万ほどになること、いつこの紫外線硬化樹脂が入手不能になるか分からないことから、まずは『OpenFL』をためしてみるベキだろうかと思っています。


■『Geetech i3A』での出力テストの繰り返し

 前回までにいろいろ検討の上で高精細な出力には0.2ミリサイズのノズルという前提であった出力ノズル径を0.3ミリのノズルに戻し出力テストを実施していました。出力時間の短縮にはモデルの外周を通常の3周から2周にしてしまうといいだろう・・と2周に減らしていましたが、モデル表面にインフィル(内部構造)と外周の接触ポイントが縦筋としてたくさん現れてしまうことが判明しました。これではモデル表面の仕上げ時にいろいろ手間がかかってしまいますので、外周は3周に戻すこととなりました。フィラメント式3Dプリンタの使用方法ではサポートとモデルの接地面がかなり荒れるという問題が残っていますので、この点を研究しなくてはなりません。


■ 1年の終わりに・・

 本年も土日祭日・正月お盆も無く、起きてから寝るまで仕事の毎日でやってきましたが、3Dプリンタの操作の習得、3Dモデリングソフトの習得、お届けできていない製品の準備と普段の売り上げのための製作、さらに毎日の生活に関わるこまごまなことなどいくつも同時に行っているからでしょう、残念ながら目に見えて明らかな進捗があったと言える状況にはいたりませんでした。それでも、昨年の今頃は導入したばかりの3Dプリンタ2種類の使用方法や材料の知識、ソフトウェアやプログラムの知識は乏しく、装置さへ手に入れればちゃんと動くだろうという安易すぎる考えだった訳ですから、この点はかなり進んだと言っていいと思います。

 また現在保留中の自主開発の大型フィラメント式プリンターも来年の早い時期に完成させる予定です。実際に行っていることはかなりダラダラ感がありますが、頭の中ではあんなものを製作したい、こんなものを製作したいという妄想でいっぱいです。問題はダラダラやっているうちにみなさんの趣味や指向性がガラリと変わってしまって、せっかくの製品が出来上がった時に興味を持っていただけないのではないか?ということですね。

 それでは来年も引き続きお付き合いいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

▲『Fusion360』で再モデリング中の前輪カバー。タイヤも製作中です。
▲片面取りのシリコンモールドです。縮合タイプのシリコンなので硬化阻害が起きるので要注意なのです。