□ 製作進行報告トップ

製作進行報告・2018年11月15日

前回以降の進行内容は下記の通りです。

■『スカイダイバー』1/72完成品の準備

 前回までに主に『スカイ1』のスジ彫りと表面のディテール取り付けなどを行っていましたが、やっと『スカイ1』のスジ彫りの修正と整形を済ませ、複製用シリコン型を作成し、まだ型抜きを終えていなかった部品も含めてほぼ大半の部品の型抜きを終えました。これから型抜きしたパーツの整形を行い、塗装準備、塗装、完成という流れです。

■『ポリススピナー』の3Dモデリング

 前回までに全体のラフな3Dモデリングを終えていましたが、前回以降は内部構造と内部機構の実寸法での可動設計を行うために、すでにできあがっているラフモデルの内側に肉厚を与える作業を始めました。どんどん作業内容が具体的になりシビアな作業が増えます。頭の痛い案件も増えてきそうです。

■『販売製品6号』の製作準備

 前回までに、だれもが知っている作品ながらいまいち認知度が低いロボットのラフな3Dモデリングを行っていましたが、前回以降はおおまかですが全体のモデリングが完成し、バランスを確認するために実寸でクレイモデルを作る作業を始めました。ある程度進めたところで、あまりにも実製品が大きくインダストリアルクレイでの作業がてこずってしまい何日かかるか分からないため、パソコンで製作した3Dモデルを3Dプリンターで縮小出力し、バランスを検討することとしました。

■ 紫外線レーザー使用の3Dプリンター『FORM1+』を調達しました

 昨年の今頃ですが紫外線硬化樹脂使用の『Wanhao D7』を入手し、手探りでその使用法や紫外線硬化樹脂の特徴を学び、かなりの事ができる装置として利用してきましたが(1/72の航空機の計器パネルが、まがりなりにも出力できたことは驚きでした)、液晶画面を使用して下面から紫外線を照射する方式の3Dプリンタが持つ課題、例えば液晶を下面から面照射するために0.5ミリ以下の溝が埋まって再現されてしまう、紫外線LEDは拡散放射のために出力物のエッジがでない、既に出力されたモデルの中を紫外線が透過して不要な厚みが発生してしまうなど悩ましい課題が多く、こと1/43スケールでさまざまな機能を持たせたい『ポリススピナー』では、原型を準備する中で大きな障害になると予想していました。

 そこで上位機種で理想的な紫外線レーザー出力のFormlabs製『FORM2』の購入が是が非でも必要と思っていましたがフルセット定価で70万近くする製品ですので、取り合えず前の機種の『FORM1+』を中古で入手いたしました。出力テストなどはこれからで取り扱いの習得や特徴の把握に時間がかかることになりますが、いろいろな事が改善できるだろうと思っています。

□ 前回以降も『スカイダイバー』完成品の塗装前のモデル整形にかなりの時間を割いてしまいました。現在は、右を見ても、左を見ても、神様級のモデラーさんばかりのなか、普段、自分の販売用の模型製作しかできていない自分としては相当な初級で低級モデラーと言わざるを得ないなぁ・・・と実感の日々を過ごしています。自分としては販売されているインジェクションキット1点を丁寧に仕上げるよりも、自分が製作してみたい何かを自分の作りたいように原型から雰囲気満点で製作したい、生産技術に関わる知識や技術を研究して、小ロット生産を行えるようになりたい・・という考えが上位にあるため、不足している技能を補うためにもデジタルファブリケーション技術を高めたいと思っています。神様級モデラーのみなさまのような改造塗装を目指すのは、その後にしようと思っています。

それでは引き続きお付き合いいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。


■ お知らせ・・『ポリススピナー1/43完成品』の追加受注を行わせていただきます ■

 『ポリススピナー』含めてお届けできていない製品の納品を一刻も早く済ませ、製作したい企画をどんどん開発できることを毎日強く願っていますが、資金繰りのために通常売り上げ製品の開発を同時に行わなくてはならないというジレンマと、ここまで製造技術の積み上げに予算や時間を注がなくてはならなかったことから資金的余裕がとても低いということが、さらなる納期の遅れを生んできました。

 この状況を少しでも改善する方法はないかと模索させていただいた結果、『ポリススピナー1/43完成品』の追加受注を行わせていただくことになりました。お届けできていない製品があることでお客さま各位に大変なご迷惑をおかけしていることから、在庫の無い製品の受注は今後行わないという方針できておりましたが、今の時点では、資金的余裕があった方が通常売り上げ製品への時間配分を下げ、未納製品への時間配分を上げることができ、結果的に納期のさらなる遅延を押さえることができるという判断となりました。『ポリススピナー1/43スケール完成品』の納期でご迷惑をおかけしている皆さまへは、納入時に『特別製品』を同梱させていただくことにさせていただいておりますが、追加受注のお客さまにはこの同梱製品はありません。本件、ご理解たまわれますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

 詳しい内容はトップページに記載させていただいております。

▲『ポリススピナー』の車体に任意の厚みを与えています。可動構造を作り込む準備をしています。
▲『スカイ1』のシリコン型に湯口の作り忘れがあり大きな気泡ができてしまっています。
▲紫外線レーザー使用の3Dプリンター『FROM1+』です。今までよりよい出力ができると期待しています。