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製作進行報告・2018年10月31日

前回以降の進行内容は以下の通りです。

■『スカイダイバー』1/72完成品の準備

 前回は『スカイダイバー』完成モデルに使用するパーツの整形と『スカイ1』のパネルラインの整形を行いましたが、前回以降は引き続き『スカイ1』のパネルラインの整形と表面に取り付けるパーツの加工(旋盤加工等)、パーツの取り付けを行いました。『ダイバー』の整形も行いましたが、全般的に作業がはかどらず完成までまだ手がかかります。

■『ポリススピナー』の3Dモデリング

 前回までに『ポリススピナー』を『Fusion360』を使用して大まかにモデリングし、モデリングするなかで習得が必要なテクニックなどを洗い出す作業を進めていましたが、前回以降は製作中に不明だった製作方法をいくつか学習し、その後、可動部品機構設計をこのモデルの中で具体的に設計して行くための確認作業を行いました。ここ2週間は『スカイダイバーの製作が中心になってしまっており、あまり時間がかけられませんでした。

■ 『販売製品2号』の製作準備

 前回までに近日販売予定の『販売製品2号』の3Dプリント原型の準備として、フィラメント式3Dプリンターの『GEETECH i3A PRO』を使った出力テストと寸法補正などを行っていましたが、前回以降は出力時間を短くする方法として、出力モデルの外周の数を減らす、インフィルというモデルの内部構造の密度を下げるというセッティングをすることにより出力するモデルの品質がどれほど落ちるのか?というテストを行いました。いままで外周は外側・内側とも3周でしたが、それを1から2周に減らしてもなんとかなりそうなこと、さらに密度を下げると表面にインフィルの影響が現れやすいことを確認しました。また、サポートとモデルの接地の扱い、ヤスリがけが比較的可能なフィラメントの出力テストなど、かなりの数のテストを行いました。

■『販売製品6号』の製作準備

 前回までに年末から年始頃販売予定で、いまいち認知度の低いロボットを製作することとして準備を初めていましたが、すでに読み込んだDVDのスクリーンショットやわずかな書籍資料を元に寸法を確定させ、さらにバランス確認のためのラフモデリングを『Fusion360』を使ってはじめました。当初はかなりシンプルな形状と思っていましたが、いろいろな部分にデザイン的配慮があり、当時製作に関わった人々の設計思想などを感じながら準備を進めています。

■ 新しいUVレジンのテスト出力

 前回までに新しく使用することになったレジンの適正露光値を探すテストをかなりの回数行っていましたが、前回以降も引き続き適正露光値確定のための出力テストを行いました。テストする中で高さ10ミリ以下の部分の露光が不足し、それ以上ではきちんと硬化しているという問題が起きていることに気がつき、現在、これは何が問題なのか?と調べています

■ 『2001年宇宙の旅』50周年記念上映を鑑賞

 1978年の再上映、その後のビデオ、DVDともう何度も見てきた作品ですが、リマスターされているのかもしれませんし、IMAX上映ならばオリジナル『ブレードランナー』の再上映の時のような物すごいインパクトがあるかも?と思い、がんばって観てきました。

 しかし残念ながらIMAXでも映像的インパクトはほとんど感じられず、今となっては前衛を狙いすぎている、現代の映画手法では短く見せるショットが、だらだらとしていて冗長感がいなめない(ようするに、かったるい)、また人類の夜明けのシーンの、モノリスが人類進化に介入し骨を道具にし争いを始めることで宇宙進出するまで進化した・・というコンセプトにおいても、モノリスがキーンとやらなくても道具を使ったでしょう?という点(実際、道具を使う生物はたくさんいます)、さらにあれほど素晴らしいと思っていたさまざまなデザインが、よくよく見るとあまりにも無駄で冗長な物であった(月面基地にドームや大きな地下格納庫が必要なのでしょうか?)・・と気がつくにいたりました。

 私はレトロフィーチャーが好きで、よく、来なかった未来のイメージを楽しんでいますが、『2001年宇宙の旅』は映画史上、またSF映画史上、金字塔であることは言うまでもありませんし、否定できない訳ですが、そう言った意味で『2001年宇宙の旅』は『レトロフィーチャーの金字塔』でもあるのではないか、アポロ計画ではすでに徹底した合理性の上で着陸船や司令船を設計していたと言うのに、どうしてキューブリックや参加したデザイナーはあのような無駄なイメージに至ってしまったのか、月面や宇宙ステーションで背広を着せることに違和感はなかったのか?(背広じゃなければ何を着せればよかったのでしょう?)などなど、変な楽しみが増えてしまいました。

 ただ、HAL9000が搭乗員を殺害しはじめるという点(不完全な人間に代わって、完全な存在である自分こそが神に謁見する資格がある・・という考えに至る)については、シナリオ的にもうまくできていますし(説明しすぎていない)、人工知能の進歩いちじるしい現在では、かなりジワジワくるものでありました。50年かけて現実がSF作品を凌駕しようとしている典型といえるのではないでしょうか。

それでは引き続きお付き合いいただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

▲準備、検証、出力となると出力テストは1日2回が上限のように思えます。他の事が手につかなくなります。