□ 製作進行報告トップ

製作進行報告・2018年7月31日

前回以降の作業内容は以下の通りです。

■ フィラメント式大型3Dプリンタの製作

 前回までにマザーボードの結線を終えていましたが、ここ2週間は筐体隔壁とマザーボード間を接続するD-Subコネクタ付き配線を製作し、その後、昨年製作していたXYプロッターに固定されている配線、紫外線LEDなどに接続されていた配線群をすべて取り外し、その後フィラメント式3Dプリンタとして使用するためのエクストルーダを設置する準備として、エクストルーダ固定金具、配線固定金具、ストップスイッチ固定金具、出力確認のための照明用LED固定金具の設計と穴あけ加工を行いました。XYプロッターとエクストルーダ関係の配線が完成しましたら筐体内のステッピングモーターとストップスィッチなどの配線を製作し、細かい調整の上で装置として完成させます。

■ GEEETECH I3A プリンタの出力調整を実施

 販売製品2号の3Dデータは完成していますが、その製作に使用する小型の3Dプリンタ『GEEETECH I3A PRO』の出力品質と寸法補正は途中になっていました。前回まで使用していた総金属製の高級(?)エクストルーダは自主製作中の大型機に使用することとし、デフォルトで付属していた樹脂使用のエクストルーダを高級化(?)させるための金属パーツに交換した上で出力テストを再開しました。(金属パーツはメーカーに発注していた物)

 再開させたフィラメント式3Dプリンタの出力テストですが、基幹パーツを金属製に交換したにも関わらず出力した立方体の側面や上面に出力の乱れが発生しまくりで状況が悪くなってしまい、さまざまな数値を変えて試してみても変化が無く、挙げ句の果てにノズルが目詰まりしたところでエクストルーダの加熱部(ホットエンド)のネジのスキマから溶けたフィラメントが漏れ出し、ノズル先端部まで垂れて出力モデルにくっ付き、そのために出力の乱れが発生していることが判明しました。

 ノズル加熱部の液漏れ対策としてアマゾンで買っていたホットエンドの互換品に交換しましたが、この際に溶けた樹脂の漏れを防ぐために水道用のシールテープを巻いてみたところ、焦げたり燃えたりせづ液漏れも発生しないことが分かり、合わせてノズル出力径を0.3ミリから0.2ミリに変更し、さらにステッピングモーターのドライバーを『DRV8825』した上で電源ボックスの筐体に取り付けてある冷却ファンをコントロール回路の真上に取り付けました。

 その後の現在出力テストでは寸法補正用の立方体ではかなりきれいな出力ができるようになりましたが、他の形状のモデルではまだ問題が残っていますので、やはりドライバーソフトを『Cura』に変更すべきなのだろうかと思い、使い方がさっぱり分からず一度諦めていましたが『GEEETECH I3A PRO』で『Cura』を使用する方法を調べているところです。

■『1/43 ポリススピナー』の3Dモデリング進行

『1/43 ポリススピナー』の製作は前回までにすべての可動機構の設計を改めて見直し、設計の概略を整理し方針を決めたところで最終形状にモデリングしたモデルの中に実構造として設計し、構造を仕上げる、稼働テストをする、合わせて製品分割と成形方法を最終決定していくという方針としていました。モデリングはすでに出力テストを行っていた『Shade3D』で製作したモデルを読み込みトレースする形で『Fusion 360』を使ってモデリングすることとしましたが、『Fusion 360』でのブロックモデリングや単純なモデリングはそれなりにできるようになりましたが『ポリススピナー』の持つ複雑な形状をスイスイ製作する技量はまだ無く、製作方法を学びながらの進行になっています。

 『Shade3D』でメッシュ数を増やしてのモデリングで対応できないことはないのですが、やはりブール演算の失敗やメッシュを増やしたモデル自体にエラーが出るなど『Fusion 360』では起きない問題が多く、今後は『Fusion 360』を使用する方向で改めて勉強しているところです。平均1日5時間、週5日ほど『ポリススピナー』のモデリングに時間を使う体勢で進めています。

■ 販売製品1号、2号、3号、4号の製作進行と製作スケジュール見直し

 こうする中でも直近のフローのための販売製品の準備は大切な事ですが、販売製品1号は細かい造作や紫外線硬化樹脂を使った出力で試行錯誤が必要なことと販売単価がさほど高くないため販売順を繰り下げじっくりと進める事とし、販売製品2号を前倒し、その後に販売製品5号、その後に3号、4号を大型の3Dプリンターを使って出力し製作、その期間に手間のかかる販売製品1号の出力や成形、さらに面倒な技術的案件を解決した上で販売するという方針に変更しました。販売製品2号のモデルは『GEEETECH I3A PRO』を使って出力し表面の整形を行い製品化します。販売製品3号の大まかなモデリングは月末に済ませていますので大型3Dプリンタが完成次第出力テストを実施し、細かい調整を行います。やはり大型製品の販売製品4号のモデリングも大半を済ませており、可動関係や付属モデルの製作を行えば製作できる段取りです。

■ Wanhao D7の空冷ファンを交換

 現在『Wanhao D7』プリンターは『D7 1.5』タイプと『D7 Plus』の2台体勢で使用していますが、装置に組込んである冷却ファンの騒音がかなり激しいため、試しに『D7 1.5』の回路冷却ファンを交換したところ驚く程静かになり、これはいいぞと思い『D7 1.5』『D7 Plus』に付属する残りの冷却ファン4点を交換してみたところ、期待したほどには静音になりませんでした。どうせなら空冷効果が高い方がいいだろうと、取り付けてあるファンよりもワット数の高いファンを取り付けてしまったのが原因のようです。

■ 中古一眼カメラを調達

 スケジュールの変更をしましたので直近の課題ではなくなりましたが、販売製品の撮影用のカメラを新調するための下調べを行い、いろいろ検討の上で1世代前の一眼コンパクトデジカメ(?)を調達しました。カメラの選定は、ヤフーオークションで市販のキットを完成品として製作し販売している方の中で、製品の仕上がりも良く、また撮影された写真のクオリティが高い方の中で目にとまった方に使っているカメラの機種を質問させていただくという作戦で実施しましたが、質問させていただいた方が丁寧にカメラの機種を教えてくださり、さらに写真のクオリティは照明いかんなので照明に十分に気を使ってください・・というアドバイスをくださいました。画素数は最新のコンパクトデジカメよりは低いものの、オークションで1万程度で入手可能な同機種のカメラを落札し本日手元に到着しました。カメラ撮影の知識が無く苦手意識がかなり強いのですが、時間をかけて研究し、将来は雑誌掲載レベルの撮影ができるようになりたいと思っています。

 以上がここ2週間の進行でした。それでは引き続きお付き合いいただけますよう何とぞよろしくお願いいたします。

※写真掲載不具合解消しました(20180815)

▲筐体隔壁とコントローラ接続の配線と金属パーツに交換したエクストルーダと高級?エクストルーダ。
▲出力状態確認用のピラミッド。面積が小さい部分がきれいに出せないという状況です。その他は良。