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製作進行報告・2018年7月15日

前回以降の作業内容は以下の通りです。

■ フィラメント式大型3Dプリンタの製作

 6月後半にほとんど手をつける事ができなかった自作の大型3Dプリンターのフィラメント式装置としての製作ですが、2週間をかけてマザーボードの結線をほぼ終えました。今回はD-Subコネクターの結線図を工夫してハンダ付けの時の混乱を防いだ事と合わせて、ハンダ付けもかなり慣れ焦げだらけで仕上げが美しくなかった前回と比較していい感じにまとまりました。明日以降は筐体内部とXY軸とエクストルーダを含むプロッターの電装を行います。

■ 紫外線硬化樹脂の出力後処理方法を確立させるテストの実施

 前回までに確立しなくてはいけない課題として急浮上(?)していた紫外線硬化樹脂を使った出力モデルの出力後の洗浄ですが、最近話題の水洗い可能な紫外線硬化樹脂として販売されているUVレジンは水道水でのモデル洗浄で不要な樹脂を洗い流せるところはとても便利なのですが、そのまま紫外線露光を実施しても表面のべたつきがやや残ってしまうため何らかの方法で対処する必要に迫られ実験を繰り返しました。超音波洗浄機に洗浄剤としてアルコールを使い洗浄する従来の方法を試みていると、薄物パーツが歪んでしまう現象があるためアルコール温度を計測すると55℃以上あることが判明し、これではレジンが歪んで当然なため超音波洗浄機の使用はあきらめ、結果的に大変便利な水道水でのモデル洗浄を『1次洗浄』とし、その後『2次洗浄』としてアルコールを入れたタッパーのにモデルを入れて左右に振っては15分放置を2回繰り返し、乾燥させるとモデル表面のべたつきは無くなり、その状態で紫外線露光し、出力後の後処理工程の当面の確立としました。

■ 販売製品1号、2号、3号の製作進行

 販売製品1号の薄物で小さく、細かいモデルの出力はさまざまな要因で難航を余儀なくされてきましたが、1点1点確認しながら出力することで『こんな細かい造形も出力できるのか』という出力結果も含めて少しずつ進んでいます。出力物の状態の確認を行っていると、同時に出力しているモデルの形状の影響を受けて他の部品に出力の乱れが応じることがあると気がつくなど重要な発見もありました。販売製品3号ではモーターを使用し回転する箇所がありますが、市販の減速ギアユニットを使用する場合、モーターの始動時と停止時の回転が『急回転・急停止』的でイメージにそぐわないためマイコン回路を使用して任意の速度で動作させることとなり、電子部品調達とテストを実施しました。減速ギアユニットの音がうるさいこと以外は満足の行く結果が出ています。

■『ポリススピナー』の設計進行

 前回までに前輪の引出しと収納機構、さらに前輪カバーの開閉についての大まかな設計を始めていましたが、だいたいこのような方法で・・という形が見えてきましたので、あとは3Dモデルの中で設計を行い、思っているように可動できるかのシュミレーションを行う、部品として製作可能なサイズと構造なのかを確認するというところまで来ましたので一旦ここで終了とし、次に後輪を上下させるための構造の設計を行いました。こちらもすでに一度設計はしていますが再度の検証です。後輪の移動距離はわずか3ミリ程ですが、上に上げた時と下げた時に『カチ!』っという感覚とその位置確実に停止し、さらに移動のために解放させやすい構造としてはなにがしかのラチェット機構を持たせる必要がありますが、狭い車体内部に大掛かりな構造をもたせられないためかなり悩みました。一応板バネ的な構造を考えてきますが、再度検証の上、次は車体のパーツ分割の見直しをし、その後、車体の完全な外観形状確定のためのモデリングを実施します。

■ ホームページの表示不具合について

 7月初旬になりますが当方のこのホームページの更新が4月分までしか表記されていないけど問題が起きていませんか??というご指摘のメールを複数いただきました。原因は契約プロバイダーでのサーバー移転に関するものでしたが、6中旬までにサーバー移転の手続きを済ませているつもりでしたが、ご指摘をいただき調べてみると手続きを完了できていない事に気がつきました。データ消失は7月10日でしたので、この日を過ぎるといろいろ面倒なことになっていたことが予想され、かなり青くなりました。今のところページは表示できていますのでご心配いただきメールをくださったお客さまからのご指摘に本当に助けられたと感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。また何かヤバそうな状況がありましたらご指摘いただけますよう今後ともよろしくお願いします!

 それでは印象的にはノロノロ進行ではありますが同時進行で毎日いろいろがんばっています。引き続きお付き合いいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

▲仮組状態ですが、マザーボドも今回はかなりスッキリ製作できました。
▲今回使用のD-Sub25コネクターの結線図です。工学の世界でどうしてるのか調べましたが、よく分からず。