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製作進行報告・2018年5月31日

前回以降の内容は下記の通りです。

■ フィラメント式3Dプリンターの出力調整

 前回までに調達以降一度もまともな出力ができなかったGEEETECH製i3Aですが、純正のエクストルーダーにはフィラメント押さえ圧力に問題があることが判明し手持ちの金属製エクストルーダーに交換することで出力品質の問題が解決されていました。その後、自動生成されていた設定値の出力速度がかなり早かったため速度を落とした出力のテストを実施し、さらに積層ピッチを0.3ミリから0.2ミリへ変更しての出力テストを実施、さらに0.1ミリでのテストを実施したところで目詰まりやステッピングモーターのステップ飛びが発生し原因を検討することになりました。とりあえずドライバー回路を純正の物からやや高い物に交換しましたが、電流値が変わってしまい動作が逆に乱れてしまい調整が必要な状況です。

■ フィラメント式3Dプリンター大型化の準備

 『販売製品3号』以降の製品で使用しなくてはならない大寸法が出力できるフィラメント式3Dプリンターですが、昨年中に自主開発を中断していた紫外線硬化樹脂式の装置をフィラメント式プリンターとして改修することで準備を進めていました。前回以降は部材調達と実際の加工のための設計を行い、さらに駆動系の電装の大まかな設計を実施しました。全体の見通しが立ったところでこまごまとした資材調達を行い、モデルを出力するアルミプレートとプロッターの平滑を出すためのアルミ板に大量の穴あけとタップ立て作業を行い、その後、電装系のより具体的な設計を実施、追加の資材発注を行いました。うまく行けば装置自体は今週末に完成し、翌週以降、動作テスト、出力テストを行います。3Dプリンタの駆動回路とソフトウェアはGEEETECH製i3Aと同じ物を使用しますので、未知の部分が無い状態での開発なので、気持ちはかなり楽です。

■ 販売製品1号3号の製作進行

 かなり長く時間をかけてしまっている『販売製品1号』の開発ですが、紫外線硬化樹脂式3Dプリンタでの出力にも慣れデータもかなり揃いましたので、その知見を元に各部品について再度製作方法の見直しを再度行いました。旋盤加工で製作すべきですが手持ちの小型旋盤では加工しきれない形状の部品がいくつかあり、既に製作を済ませていた3Dモデルの修正を行うなどして原型製作の準備をしています。『販売製品3号』の3Dモデリングも少しずつ進めています。

■ 『ポリススピナー』の設計進行

 前回までにエアブレーキの可動ギミックについての設計を再開させていましたが、過去に検討を行っていた資料を元に問題点を洗い出し、その後イラストレーター上の2次元図面を元にエアブレージを支える支柱の配置と、それを開状態・閉状態として配置し車両内部での干渉部分などを検証、さらに多軸式ではなく単軸式で開閉させる際の軸の軌跡を求め、その後支柱の強度を考慮に入れた製作方法を検討しました。やはりレジンで支柱を製作すると納品後に壊れる可能性が高くなるためエッチングパーツを翼に接着するかインサート成形で製作するという方向となりました。さらに開状態・閉状態でエアブレーキがカチカチっと定位置にとどまるようなにがしかのラチェット機能が必要と思っています。

■ デジタルカメラ買い替えの準備

 もう15年程前の金が無い時期にそれ以前に使っていたデジタルカメラがいよいよダメになったためしょうがなく買い替えたデジタルカメラも、勝手に電源が切れるなどついに寿命が来てしまいました。またネットでミニチュアなどの製品を販売する際に肝心の製品写真のピントが全体的に合っていなど中途半端なものでは製品イメージを損ない販売に影響が出そうですので、前回購入の1.5万円ではなく、もう少々高めのカメラを念頭に調査を始めました。スチルカメラの頃から一眼レフカメラで照明を使っても思うように撮影できた事がなく苦手意識がかなり高いため機種選定に苦労しています。
 
 以上がここ2週間の進行でしたが、同時にいくつもの作業を進めている関係で全体の進行が遅くなってしまいますが、今まで課題だったいくつかの問題がひとつ一つ解決している実感はあります。技術的課題や習得しなくてはならない技術など課題山積ですが『こういう物をこのように作りたかったのです』という状態に早くなれるようがんばっています。それでは引き続きお付き合いいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

▲昨年製作したレーザー出力用の電気系統をフィラメント式出力用に全面改修することになりました。
▲原型製作の基準にしている図面を元にエアブレーキの構造を検討しています。