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製作進行報告・2018年5月15日

前回以降の内容は下記の通りです。

■ フィラメント式3Dプリンターとの格闘

 前回までに短期的なキャッシュフローの課題が解消できましたので、懸案だった『フィラメント式3Dプリンターの出力がまともにできない問題』に取り組みました。集中的に出力を行うためにプリンターを作業テーブルから事務机の横に置き30ティク以上の出力を行いましたが設定をあれこれ変えながら出力しても積層乱れや吐出圧力の乱れが消えず、かろうじて上手く行っている出力の設定値を元に設定値を解析し問題になっているであろう値の変更して出力すると、さらに乱れるという状態でした。

 こういう場合、スライスソフトやドライバーソフトを変えてテストするという方法が薦められるようですのでいくつか試してみましたが今度はさらに出力が不完全になってしまったり、ソフトウェアと装置が接続できない等の問題があり、これはもダメなのだろうか?と何度も思いましたがきれいな出力を行っている人は世界中に大勢いる訳ですので、気を取り直して投稿が膨大な量で目的の解決方法をなかなか探す事ができないウェブ上の情報や、メーカーの『フォーラム』を時間をかけて検索してみました。

 検索を数日かけて行うと自分が使用しているエクストルーダ(樹脂溶融押出部品)に欠陥があり、押し出すためのギザギザしたローレットへフィラメントを押し付ける圧力が低くいと言う指摘と、部品を削って調整するという投稿を見つけました。これは行けるのかなと旋盤で樹脂製の部品を削っていると誤って軸部分を折ってしまい、装置と一緒に購入していた高額だけど使えなかった全金属製のエクストルーダを装置に組込み出力テストの準備を行いました。構造の関係でモーターの回転が反対である部分をフォームウェアで調整し出力すると、なんと今までの出力がウソのように整った出力ができました。やはり純正のエクストルーダーには根本的な問題があったようで(フィラメント径が1.75ではなく3ミリならば起きない問題なのかもしれません)、装置と一緒に2万近くするエクストルーダーを買っていて良かったとひとしきり思いました。本日やっと根本的な問題を解決できたようですので、明日から数日かけて微調整を行いより大きなモデルの出力をテストしたいと思います。

■ フィラメント式3Dプリンター大型化の設計と部品手配

 ここ2週間の絶望的とも言える出力テストを行いながらフィラメント式3Dプリンター大型化のための設計を行っていましたが、実際は出力テストを行っている卓上の装置でまともに出力できないで大型化したフィラメント式プリンターがまともに動作してくれるはずもなく、かなり心配しながらの設計と部品調達となりました。すでに完成している筐体とXY軸径をフィラメント式プリンター化する訳ですが、いろいろ調整したい点はありますが最短で変更できるよう準備しています。

■ 販売製品1号と3号の準備

 フィラメント式3Dプリンターの出力テストを行いながらですが、販売用製品の出力や3Dモデリングも行いました。4月末にかけて行ったD7プリンターのマニュアル製作で装置の仕組みや特徴を頭の中でかなり整理できましたので、サポートをワザと少なく配置した出力を行ってみたりと少し進歩があった感じです。また大型化したフィラメント式3Dプリンターを使って出力予定の製品3号のモデリングも行いました。
 
■ ポリススピナーのエアブレーキの設計

 『フィラメント式3Dプリンターの出力がまともにできない問題』がかなり深刻でしたので製品開発にかける時間を十分に取る事ができませんでしたが、なんとかスピナー設計の時間を確保し設計を進めました。エアブレーキの構造はかなり以前にクルマの電動ルーフのように多軸式でなければ実写サイズのスピナーのエアブレーキが開閉できたとしても開閉再現ができないという結論に達していましたが、やはり1/43スケールでは多軸での可動を再現するのはパーツの強度から困難なため代替案を検討する方向で進めています。

 今年のゴールデンウィークですがここ25年ほどの恒例の通り、休んでブラブラできるはずもなく起きてから寝るまでのびっちり作業進行となりました。特に『フィラメント式3Dプリンターの出力がまともにできない問題』は装置を買ったのが年末でしたので非常に深刻な問題と捉え集中的に進めましたが、ネット上で解決方法を見つける事ができなかったらどうなったのだろうと胸を撫で下ろしているところです。それでは引き続きお付きあいいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

▲何をどうやってもこのような出力の日々で神経をすり減らしました。
▲こちらがエクストルーダ交換後の出力1号。驚くほどきれいに出力できてほっとしました。