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製作進行報告・2018年4月15日

前回以降の内容です。

■ 出力した『ポリススピナー』バランス確認モデルのバランスを実写スピナーと比較

前回までに出力を終え、仮組立て、ヤスリかけでの表面微調整、簡単なバランスの確認を行っていた『ポリススピナー』バランス確認モデルですが、前回以降はそのモデルと既に入手済みの実写スピナーを比較しながら今後の修正箇所をリストアップする作業を行いました。しばらくしまっていた写真を探すのに少し時間がかかってしまいましたが、当初参考にしていた写真はほぼ揃い、どのような部分に注意してクレイモデルを準備していたのかなどを思い出しながらの変更個所リストアップになりましたが、キャノピーにから前方にかけて0.5から1ミリほど長いのが私が製作したモデルの特徴で、これをどう解決するかが課題の1つです(ぱっと見で問題なく思えるのですが)。

その次の作業として車両自体の可動部やそれに求められる構造、ライティングなどの仕様の整理を行い、課題をもう一度洗い出し全体像を把握しなおしました。特に今手元にあるプリンターでできる事、難しいこと、できない事がかなりはっきりしてきましたので、それを考慮にいれて可動部の構造を見直すこととし、とりあえず後方エアブレーキの開閉構造の見直しからはじめました。以前も書いたことはありますが、このエアブレーキの開閉は1軸構造では開いた状態での位置がおかしくなる傾向があるため、いい方法がないか頭をひねって探しています。

■ 販売製品1号の製作

こちらも毎度の事ながら遅れまくり進行ですが、やはりモデリングしたモデルの3Dプリンターでの状態がなかなか納得の行くレベルにならず、3Dモデルの状態から修正して出力を行いパーツを1点つづ完成させて行くと言った進行になっています。一番の課題はやはり筋彫りに相当する溝の深さがなかなか出せない事で、モデルの修正と露光時間を変えた出力、モデルの傾斜角度を変えた出力を何度も行い、ある程度納得の行った段階で後加工を行う前提で出力終了とする方向で進めています。

また販売予定製品の次の次の製品である販売製品3号(2号はほぼ出力用3Dモデルが完成しています)のモデリングも引き続き進めています。こちらは紫外線硬化樹脂ではフィラメント式3Dプリンターを使用する予定ですが、忙しくてこの2週間はフィラメント式3Dプリンターの稼働テストに手をつけることができませんでした。また、販売製品3号はやや大きめの製品ですが、海外のフィラメント式3Dプリンターの出力をいろいろみていると、ツライチであるべき表面を持った起きイサイズの物を分割して出力してもけっこう段差が出ていない様子で、この製品用に改造を検討していた製作途中の3Dプリンタのフィラメント式3Dプリンターの改造は行わず、進行の時間短縮が可能かもしれないと思っています。

■ 花粉症で苦しい日々

毎年恒例の花粉症が重篤化し、起きていても、寝ていても苦しい日々が4月10日ころまで続き仕事にほとんど手が付かない日も少なくありませんでした。私の場合、目と耳の穴のかゆみ、まぶたの内側のかゆみ、涙があたる皮膚がちくちくしていたい、鼻が絶え間なくでるうえに鼻腔内が腫れてブロック状態で呼吸困難、さらに鼻呼吸ができないため直接息をするため気道にウィルスが付着しやすくなるのでしょうか、毎年花粉症と合わせて必ずだるさを伴う微熱に一日なんどもなってしまうのでたいへん困りものでしたが、ここ数日は症状がかなり軽くなくなりほっとしています。

それでは引き続きお付き合いいただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

※今回は絵になる写真がないため4年(?)ほど前に開発していた『セバスチャンズ・バン(アルマジロ)』の写真を掲載させていただきます。当時『ポリススピーナー』の開発と仕上げには資金繰り的に普段の販売に繋がる製品が必要であることから、1/43スケールで開発の準備をしていました。外観と内部のデザイン(シド・ミードのこんセプチュアルアートなどを参考)のリサーチを行い全体のバランスを作図し、それを元にクレイモデルを作成。クレイモデルでは加工に限界があるためレジンに置き換えてフライスなどで細かいディテールを加える手前までこぎつけましたが、資金繰りかなにかの関係でのんびり進める余裕がなくなり開発を中止していたものでした。当時も感じていた事ですが、かなりよくできたと思った反面、やはり実写とどこかバランスが違ってしまっています。そもそも資料がほとんどなかったためもありますが、クレイモデリングでバランスを調整しながらの造形というのはかなり難しく、やはり3Dモデリングの柔軟で速やかな調整にはかなわないと思います。『セバスチャンズ・バン』は作品登場の車両のなかでもかなり個性がありますので、時間が出来しだい開発を再開したいと思っています。

▲左からクレイモデル2号、1号、クレイモデル2号をシリコンで型取りしたレジンモデル。